「昔はあんなに良かったのに、今の自分はなに」と思ってしまうあなたへ
さまざまな経験を重ねて、私たちは生きています。
その経験があったからこそ、今の自分が形成されているのです。
過去に楽しい経験をたくさんしてきた人
反対に辛いことを乗り越えてきた人、努力してきた人、してこなかった人
ほとんど苦労せずにトントンと人生を歩んできた人、さまざまですね。
「あ~、あのときは良かったな」とか
「昔はあなたも素敵だったのに」
「昔は私、もっと輝いていたのに」
「子どもも小さい頃は素直だったのに」など
昔を懐かしみ、今をうらめしく思ったりすることは、誰にでもあります。
しかし
「昔はあんなに良かったのに、なんで今こんな苦労をしなきやならないの」
「昔はもっとやりたいことができたのに、今は何にもできやしないわ」
「以前はこんな態度じゃなかったのに」と度を越してしまうと
「ひどい」「最悪」といった気分になりかねません。
昔と現在を比較しても何のメリットもありません。
なぜって、どうしたって昔には戻れないからです。
比較することで落ち込んだり、嫌な気分になるならば
そんな考え方をなくしてしまったほうが気分はラクになります。
人は考えすぎるから、嫌な気分になってしまうのです。
マイナスの気分になることをずっと考え続けて
もっと嫌な気分に落ち込んでいってしまうのは
誰のせいでもなく、自分で自分をいじめているからです。
わざわざそんなことをしなくてもいいですよね。
「昔は昔。今は今」
誰もが今を生きているわけで
今を楽しくする方法を考えることにエネルギーを注ぎ
そのことに目を向けていきましょうよ。
同じ考えるなら、こちらのほうが有意義ですね。
- 昔は良かったけど、今はもっと経験して成長しているじゃない。そんな私は偉いわよね
- 今、この生活があるのは私が選択してきた結果。だからこれからもっと良くしていくために、一歩進んでみよう
- 昔は素敵な人だったけど、今はなんだか冴えないわよね。でも仕方ないから、いいところ探しでもして、発見できるまで楽しんでしまおう
- 今、好きなことができないのを嘆くのではなくて、小さいことでも、今からやれることを見つけていこう
など、日々の楽しみは、自分で工夫すればたくさん見つかります。
毎日楽しいとはいかないかもしれませんが
嫌なことがあるからこそ
楽しみもさらに楽しく感じることができると思いますよ。
昔の思い出を懐かしむより、今の楽しみを増やしていこう。