テーマ:やるべきことは分かっているのに、やる気が出ない
① テーマの共有
- 今日は「やるべきことは頭では分かっているのに、どうしてもやる気が出ない」というテーマで、一緒に整理していきましょうか。
- はい、まさに今の私の状態です。
② 現状を整理する
- 最近、「やらなきゃ」と思いながら後回しになっていることはありますか?
- 仕事の資料作りや、溜まった事務処理です。締切が迫っているのに、どうしても手がつかなくて…。
- その作業が「必要だ」とは分かっているけれど、体や気持ちが動かない感覚ですか?
- そうです。パソコンの前には座るけど、ぼーっとしてしまって時間が過ぎていきます。
③ 感情を確認する
- やれない自分に対して、どんな気持ちが湧いていますか?
- 自己嫌悪ですね。「なんでできないんだ」って責めてしまいます。
- その状態が続くと、どんなふうに感じますか?
- だんだん気持ちが重くなって、「もう全部投げ出したい」と思ってしまいます。
④ 価値観・欲求を探る
- 本当は、どんな状態で仕事やタスクに取り組めたら理想的だと思いますか?
- 気分が乗っていて、集中して、達成感を感じながら進められたら嬉しいですね。
- そのとき、どんな感覚が自分の中にあると思いますか?
- 「自分って意外とやれるじゃん」とか、自信みたいなものが湧いてくると思います。
⑤ 思い込み・視点の確認
- もしかすると、「やる気が出てからやろう」と思っていませんか?
- ……確かにそう思ってました。「やる気スイッチ」が入るのを待っている感覚です。
- でも実は、「やる気が出る→行動する」ではなく、「行動する→やる気が出る」という流れもあるんです。
- たしかに…。掃除も始めてみたら夢中になることありますし、同じかもしれませんね。
⑥ 過去の経験を探る
- これまでに、「気が乗らなかったけど、始めたら集中できた」経験はありますか?
- あります。ジムに行くとき、行くまではダルいけど、体を動かすとスッキリして「行ってよかった」って思います。
- そのとき、最初に“動き出すきっかけ”になったのは何でしたか?
- とりあえず着替えだけしよう、って決めてました。
⑦ 新しい視点に転換する
- つまり、“小さな始まり”を決めておくことで、自然と流れに乗れることもあるんですね。
- なるほど。「やる気を出す」じゃなくて「動き出す工夫」を先にするんですね。
- はい。気分はコントロールできませんが、「動作」は自分で選べます。動作が気分を引っ張ることも多いんですよ。
⑧ 行動の一歩につなげる
- では、今の状況で試してみたい小さな一歩はありますか?
- 「とりあえず5分だけ資料を開く」と決めて、時間を測ってみます。
- 素晴らしいですね。「少しだけやる」が“全部やる”の入り口になるかもしれません。
- はい、完璧にやろうとせず、まずは動くことを意識してみます。

別のシチュエーション
- ロールプレイ:仕事はしてるけど、本当にやりたいことが何かわからない
- ロールプレイ:毎日が忙し過ぎて、やりたいことが全然進まない
- ロールプレイ:会議で意見を求められると、頭が真っ白になってしまう
- ロールプレイ:周りの意見に左右されて、自分の考えがわからなくなる
- ロールプレイ:また同じ失敗をするんじゃないかと怖くて挑戦できない
- ロールプレイ:親との関係がぎくしゃくしていて、素直に話せない
- ロールプレイ:起業したい気持ちもあるけど、踏み出せずにいる
- ロールプレイ:やるべきことは分かっているのに、やる気が出ない
- ロールプレイ:やるなら完璧にやらないと意味がないと思ってしまう
- ロールプレイ:失敗したらどうしようと、やる前から怖くなる