テーマ:やるなら完璧にやらないと意味がないと思ってしまう
① テーマの共有
- 今日は「やるなら完璧にやらないと意味がない」と思ってしまって、動けなくなってしまうことについて、一緒に整理してみましょうか。
- はい、それが本当に自分の中のブレーキになっています。
② 現状を整理する
- 最近「完璧にできないならやらなくていいかも…」と思ってしまった場面はありましたか?
- あります。資格の勉強をしようと思っていたんですが、完璧なスケジュールが立てられなかっただけで「今回はやめようかな」と思ってしまいました。
- 行動に移す前に「不完全さ」にブレーキをかけてしまうような感覚ですか?
- そうですね。「中途半端にやって意味があるの?」って自分で思ってしまいます。
③ 感情を確認する
- そのとき、自分の中ではどんな気持ちが湧いていましたか?
- 焦りと、自分に対する苛立ちです。「またやらないまま時間が過ぎてる」って。
- その後、自分にどんな言葉をかけていましたか?
- 「やる気がないなら最初からやるな」って、自分を突き放してるような感じでした。
④ 価値観・欲求を探る
- そもそも「完璧にやりたい」という気持ちの奥には、どんな望みがあると思いますか?
- 「ちゃんとできた」っていう達成感とか、人からの評価を得たい気持ちがあるかもしれません。
- 自分で納得できるクオリティや成果を求めることは、あなたにとって大切な価値観なんですね。
- そうですね。「本気でやった」と思えるかどうかは、すごく大事です。
⑤ 思い込み・視点の確認
- もしかすると「完璧じゃない=意味がない」という考えがあることで、逆に行動の幅が狭くなっているかもしれませんね。
- はい…。完璧じゃないと価値がないように思ってしまって、最初の一歩も踏み出せないことが多いです。
- 「60点で提出する勇気」や「練習の段階も価値がある」としたら、どう感じますか?
- それなら、もう少し気軽に始められるかもしれません。自分にその許可を出してもいいんですね。
⑥ 過去の経験を探る
- これまでに、「完璧じゃなかったけどやってよかった」と思えた経験はありますか?
- 友達に頼まれて発表の手伝いをしたときです。時間がなくて中途半端な準備しかできなかったけど、感謝されたし、思ったより上手くいきました。
- そのとき、どんな気づきがありましたか?
- 「100点じゃなくても、人の役には立てるんだな」って思いました。
⑦ 新しい視点に転換する
- 「完璧」だけが意味を生むのではなく、「途中でも、やってみること自体に意味がある」としたら、どうでしょう?
- …ちょっと救われる気がします。完璧じゃないと始めちゃいけないって、ずっと思い込んでいたので。
- プロセスの中にも成長や価値があるとしたら、“とりあえずやってみる”ことにも意味が見えてきますね。
⑧ 行動の一歩につなげる
- それを踏まえて、完璧を目指さずに“動いてみる”小さな一歩は、何がありそうですか?
- 今日、30分だけ勉強してみます。全部じゃなくて、“30分やることに意味がある”と思って。
- すばらしい一歩ですね。結果じゃなく、「やってみた自分」に意識を向けていくことで、きっと変化が生まれます。
- はい。やっと肩の力が抜けた気がします。ありがとうございます。

別のシチュエーション
- ロールプレイ:仕事はしてるけど、本当にやりたいことが何かわからない
- ロールプレイ:毎日が忙し過ぎて、やりたいことが全然進まない
- ロールプレイ:会議で意見を求められると、頭が真っ白になってしまう
- ロールプレイ:周りの意見に左右されて、自分の考えがわからなくなる
- ロールプレイ:また同じ失敗をするんじゃないかと怖くて挑戦できない
- ロールプレイ:親との関係がぎくしゃくしていて、素直に話せない
- ロールプレイ:起業したい気持ちもあるけど、踏み出せずにいる
- ロールプレイ:やるべきことは分かっているのに、やる気が出ない
- ロールプレイ:やるなら完璧にやらないと意味がないと思ってしまう
- ロールプレイ:失敗したらどうしようと、やる前から怖くなる