2025年6月21日配信

こんにちは、
私たちは、日々たくさんの人と関わりながら生きています。
家族、友人、職場の人、すれ違う誰か――。
でもふと、「自分一人でがんばらなきゃ」と肩に力が入ってしまうことって、ありませんか?
誰にも頼れない、誰にも迷惑をかけたくない。そんな気持ちが強くなると、人との距離が少しずつ遠くなってしまうこともあります。
けれど、本当の意味で「自立する」ということは、
誰にも頼らずに生きることではなく、誰かと信頼し合いながら生きていくことなのです。
たとえば、朝起きて食べたパンや飲んだコーヒー。
それが自分の手元に届くまでには、農家の人、運送業の人、販売するお店の人、たくさんの人たちの手が関わっていますよね。
私たちは、見えないところで、すでに誰かに支えられながら生きているのです。
そして今度は、自分が誰かの支えになる番です。
でもそのとき大切なのは、「見返りを求めないこと」。
たとえば、困っている友人に手を差し伸べたのに、感謝の言葉がなかった。
すると、「なんだか報われないな…」とがっかりしてしまうこともあるかもしれません。
でもその気持ちが続いてしまうと、いつしか「損得」で人に関わるようになり、
本当の信頼関係を築くことが難しくなってしまいます。
信頼に基づいた「貢献」のあり方について3つのヒント
① 支えることは、対等な関係の中でこそ意味がある
助ける側と助けられる側に上下はありません。
たとえば、あなたが誰かを励ましたとき、その人の笑顔に救われたのは、実はあなた自身だった――そんな経験はありませんか?
貢献とは、実はお互いが満たされる循環の中にあるものです。
② 見返りを期待しないことで、自分も自由になる
「してあげたのに…」という気持ちが生まれると、それは重荷になります。
たとえば、「ありがとう」がなくても、「私がしたいと思ったからやった」と思えると、心がとても軽くなります。
それは、自分の選択を信じているということ。自分にも相手にも優しい関わり方です。
③ 小さな貢献が、見えないところでつながっていく
挨拶をする、道を譲る、笑顔で対応する。
そんな一つひとつの行動が、見えないところで誰かの心に届いています。
たとえ感謝の言葉がなくても、あなたのその行動は、ちゃんと世界をあたたかくしています。
私たちは、誰かに支えられながら生きていて、そして誰かの支えにもなっています。
それは、依存ではなく「信頼」から生まれるつながり。
だからこそ、自分の中にある「誰かを想う気持ち」を信じて、
今日も小さなやさしさを届けていきませんか?
そのやさしさは、きっとどこかで、あなたにも返ってきますから。
見えなくても、ちゃんとつながっていることを、忘れないでいてくださいね。
それでは、また次回お会いしましょう。
心からの応援を込めて。
「逃げる」というのは、実は相当な覚悟が要る行動だ。
今の肩書きや安定を失うリスクがあるから、人は追い詰められても動けなくなる。
でも、失っても生きていけるという備えと自信さえ持てば、いつでも逃げ道は確保できる。
逃げられない人は弱いんじゃない、準備を怠ってきただけだ。備えは自分を守る武器になる。
