2025年1月24日配信

こんにちは、
批判が好きな人の多くは、自分に自信が持てない状態に陥っていることがよくあります。
他人の欠点を見つけて優越感を得ようとする行為の裏には、実は強い劣等感が隠されているのです。
批判によって相手を傷つけても、自分の価値が上がるわけではありません。
むしろ、批判を繰り返すことで自分自身の自尊心が損なわれてしまいます。
たとえば、職場でミスを犯した同僚を厳しく批判する人を見たことがあるかもしれません。
その人は表面上、自分が正しいと主張しているように見えますが、実際には「自分も失敗するかもしれない」という不安や劣等感からその行動に出ていることも少なくありません。
批判のエネルギーを建設的な行動に変えるにはどうしたら良いでしょうか?
ここでは、成長に繋がる3つのヒントをご紹介します。
- 批判ではなくアドバイスを意識する
ミスや問題を指摘するときには、批判するのではなく建設的なアドバイスを心がけましょう。
「ここをこうすればもっと良くなるよ」という前向きな言葉が、相手との信頼関係を深めます。
- 他人の長所を見つける習慣を持つ
欠点に目を向けるよりも、相手の良いところを意識してみてください。
たとえば、「作業が遅い」と思った相手が実は「丁寧で正確」だったりします。
相手を肯定的に見ることで、自分の心にも余裕が生まれます。
- 自分に目を向ける
他人を批判したくなったとき、それが本当に相手の問題なのか、それとも自分の不安や劣等感に起因しているのかを考えてみましょう。
自分の課題に気づき、それを改善しようとすることが、最も健全な成長への一歩です。
批判は一時的なストレス解消にはなるかもしれませんが、長い目で見れば周囲との関係を損ない、自分自身を追い詰める原因にもなります。
批判の代わりに、他人を支える言葉や行動を選ぶことで、自分も他人も幸せな気持ちになれるはずです。
それでは、また次回お会いしましょう。
心からの応援を込めて。
後記
ある会社に「正論押し付けマン」がいた。
何かにつけて正論で突っかかり、責め立ててくるものだから、まわりはいつも困惑気味。
「それならあなたがやってみては?」とプロジェクトを任せたところ、案の定メンバーはついてこず、パートナーの信頼もゼロのままプロジェクトは崩壊。
結局、正論だけでは世の中は動かない。正しいことを言うのは簡単だけど、信頼や共感を築けない人には、チームを動かす力はない。正論以上に、人を巻き込む力が必要なんだよ。