自分にだけは、正直でいよう。小さな言い訳が心を曇らせるから

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2025年6月24日配信

こんにちは、

「つい無意識にやってしまった」
「理性より感情が勝ってしまった」
そんな言葉を、自分の中でつぶやいた経験はありませんか?

それが本当に“たまたま”だったなら、誰にでも起こりうることですし、反省して次に生かせばいいと思います。
でも、もし同じようなことが何度も繰り返されているのだとしたら――。
もしかしたら、それは“無意識”ではなく、自分に対する小さな言い訳なのかもしれません。

たとえば、ダイエット中なのに夜中にお菓子を食べてしまったとき。
「今日は特別に疲れてたから仕方ないよね」と言い訳して、翌日もまた同じことを繰り返してしまう。
あるいは、大切な人との約束を破ってしまったとき、「つい忘れてた」とごまかして、心の奥では自分に失望している。

そんなふうに、自分に対して“都合のいい解釈”を積み重ねていると、
少しずつ少しずつ、自分への信頼を失ってしまうのです。

自分に対して正直でいるための3つのヒント

①「言い訳」は、自分の心をごまかす行為
誰かに優しい嘘をつくことは、時には必要かもしれません。
でも、自分に対してだけは、正直でいてあげてほしいのです。
たとえば、「無意識だった」と言う前に、「本当は自分で気づいてたけど、目をそらしたくなった」と認めてみる。
それだけで、次は同じ選択をしないための力が湧いてきます。

② 自分に対して誠実でいることは、未来の自分を守ること
「自分を守るため」と言ってついた嘘は、結果的に自分を苦しめます。
たとえば、「あの人のせいでうまくいかなかった」と責任を外に向けたとき、一時的には楽になるかもしれませんが、結局は「自分では何も変えられない」という無力感が残ってしまうのです。
正直に自分と向き合うことで、次の一歩が見えてきます。

③「できなかった」より「できるようになりたい」に目を向ける
つい言い訳してしまったときは、自分を責めるのではなく、未来に視点を向けてみましょう。
「またやっちゃった…」ではなく、「今度こそこうしてみよう」と言い換えるだけで、自分への信頼を取り戻すことができます。
たとえば、「また感情的になったけど、次は一呼吸おいて話すようにしよう」など、行動の改善点を見つけていくと前に進めます。

他人を守るためのやさしい嘘は、時に人間関係を円滑にすることもあるでしょう。
でも、自分を守るためについた嘘は、自分の心の深い部分に傷をつけてしまいます。

だからこそ、自分に対しては、できる限り正直でありたい。
つまずいた日も、不完全な日も、「今日の私はここまでだった」と素直に認めてあげることが、
結果的にあなたの人生を誠実で豊かなものにしてくれます。

どうか今日も、自分にまっすぐな気持ちで一歩を進めてくださいね。
その一歩が、未来のあなたをもっと自由にしてくれますから。

それでは、また次回お会いしましょう。

心からの応援を込めて。

   

後記

「本を読め」「これは知るべき」と、インプットの圧が強まるばかり。
でも、正直すぎるくらいに言えば──そんなに全部、覚えきれない。
時間だって足りないし、詰め込んだだけじゃ、どこかで消化不良になる。
大事なのは“全部知ること”じゃなくて、“本当に考えること”。情報よりも、思考が人を変える。