子どもは「ロボット」ではなく、自分の人生を生きる存在

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2025年4月25日配信

こんにちは、

「良かれと思って」「正しいと思うから」——親が子どもに価値観や考え方を伝える場面は、日常の中にたくさんあります。

でも、その「正しさ」を押しつけすぎてしまうと、子どもは深く傷ついてしまうことがあります。

たとえば、教師や教育関係者の親が、自分の理想を子どもに投影しすぎた結果、子どもがあえてグレたり、非行に走ったりするケースを耳にしたことはありませんか?

これは、子どもが親の価値観に反発しているというよりも、「それ以外の選択肢が見えなくて苦しんでいる」状態なのです。

子どもとの関係性をより良いものにしていくための3つのヒント

1.子どもには「選ぶ自由」があることを認めましょう
親として、つい「こうしたほうがいい」「こうなるべき」と言いたくなりますよね。でも、それは親の価値観であり、子ども自身の選択ではありません。たとえば、「勉強は大切だから医者になりなさい」と言ったとしても、子どもは本当は絵を描くことが好きかもしれません。選択肢を狭めてしまえば、子どもは「受け入れるか、拒絶するか」の両極端になってしまいます。

2.「違っていてもいい」と言える親でいましょう
親が「自分と違う意見」を受け入れてくれると、子どもは安心します。たとえば、子どもが「大学に行かずに起業したい」と言ったとき、「そんなのダメ」と否定せず、「それならどうやって実現しようか?」と対話することで、子どもは「自分で考えていいんだ」と自立心を育てていきます。

3.親の「理想像」を押しつけず、子どもの「原石」を見つけましょう
どんな子にも、その子にしかない才能や個性があります。それは、親が理想とする「正しさ」とは違う形で現れるかもしれません。たとえば、学校でじっとしていられない子がいたとします。でもそれは、落ち着きがないのではなく、好奇心旺盛なだけかもしれません。「どうしてじっとできないの?」ではなく、「どんなことに興味があるの?」と問いかけてみましょう。

子どもは、親の価値観をただ「吸収する存在」ではありません。

親の言葉や態度に敏感に反応し、無意識のうちに「染まるか、反発するか」のどちらかに追い込まれてしまうのです。

だからこそ、「あなたはあなたの人生を生きていいんだよ」と伝えてあげること。

それが、親としてできる最大の応援なのかもしれません。

今日からできること——まずは、子どもを一人の「対等な人」として、丁寧に向き合ってみませんか?

それでは、また次回お会いしましょう。

心からの応援を込めて。

   

後記

初対面で「年齢は? 学歴は? どこの会社?」と、ラベル貼りに必死な人がいるけど、正直それって残念すぎる。
経歴や肩書きがすべてだと思ってるから、そこに立派なものがあればペコペコ、なければ見下す。
中身よりラベルで人を見てる時点で、もう人間関係を築く資格はない。
そんな薄っぺらな価値観、今すぐ卒業しよう。