2025年6月28日配信

こんにちは、
人と話しているとき、こんなふうに感じたことはありませんか?
「あの人の考え、ちょっと理解できないな…」
「どうしてそんなふうに言うんだろう」
自分とは違う意見に出会ったとき、ついその人のことを「ちょっと苦手かも」と感じてしまったり、距離を置きたくなることもあるかもしれません。
でも、本当にそれは「人として合わない」ということなのでしょうか?
私たちは、育った環境や経験、価値観が一人ひとり異なります。
つまり、何が正しいか、何を大事にしたいかという「正義」も、人によって違って当たり前なのです。
たとえば、仕事において「成果こそが大事」と考える人と、「過程やチームワークが何より大切」と考える人では、判断基準がまったく違います。
でも、どちらが“正しい”という話ではなく、どちらも“その人にとっての正義”であることを忘れてはいけません。
意見の違いを冷静に受け止めるための3つのヒント
① 意見の違いと“好き嫌い”は別ものと考える
意見が違うからといって、その人を「合わない人」と決めつけてしまうのはもったいないことです。
たとえば、普段はとても話しやすい人でも、政治や働き方の話になると意見が食い違うことってありますよね。
でも、その1点だけで関係全体を否定する必要はありません。「考え方が違うだけ」と受け止めておけば、感情的にならずにすみます。
② 「正しさ」は一つではないと理解する
相手の意見がどうしても受け入れがたいと感じるとき、「なんでそんなふうに思うの?」とつい否定的になってしまいがちです。
でも、「その人にはその人なりの背景や事情があるんだ」と視点を変えてみると、少しだけ心に余裕が生まれます。
自分の正義を押し通そうとするのではなく、「なるほど、そう考える人もいるんだな」といったん受け入れてみることが大切です。
③ 「それはそれ、これはこれ」と分けて考えるクセをつける
価値観が合わない部分があるからといって、その人のすべてを否定する必要はありません。
たとえば、仕事のスタイルでは意見が合わなくても、休憩中の雑談ではすごく話が合うことだってあります。
「意見の違い=関係を切る理由」ではなく、「意見は違うけど、人としては好き」であってもいいのです。
人と人が関わる以上、意見がぶつかることもあるのが自然なこと。
でも、その違いを「争いのきっかけ」にするのではなく、
「そういう考えもあるんだな」と受け止められるようになると、
人間関係はもっと楽に、そして豊かになっていきます。
意見が違うことを恐れずに、そして嫌う理由にせずに、
あなたらしい心の余裕で、今日も人と向き合っていけますように。
「これはこれ、それはそれ」——その一言が、きっとあなたの心を守ってくれます。
それでは、また次回お会いしましょう。
心からの応援を込めて。
「社長は孤独だ」とよく言われるけれど、それを自分で深めてしまっているケースも多い。
本当は、信頼できる右腕たちと対話を重ねることこそが、組織を強くする鍵なのに。
「弱みを見せたら負け」なんて思ってるうちは、誰も本気ではついてこない。
責任を背負う覚悟と、仲間を信じる勇気。どちらも社長の仕事だ。
