2025年4月29日配信

こんにちは、
あなたの周りにもいませんか?
「どうせ自分には無理だから」「できないからやらない」と、何かにつけて最初から諦めてしまう人。
こちらがいくら手を差し伸べても、助けようとしても、「でも…」「だって…」と動こうとしない。
そして最終的に、その人の問題がこちらにまで降りかかってきて、心が疲れてしまう——そんな経験、一度はあるかもしれません。
たとえば、仕事で後輩がミスを繰り返し、「自分には向いてないです」と言って何も改善しようとしない。
こちらが資料の整理方法やチェックリストまで用意しても、「でも、やっぱりできません」と言われたら、どう感じますか?
一生懸命サポートしようとしていた自分が空しくなる。
それどころか、「なんで私ばっかり頑張ってるんだろう」と、だんだんストレスが溜まっていきます。
でも、ここで大切なのは「その人の課題は、結局その人が乗り越えるしかない」という事実です。
こちらがどれだけ気を使っても、支えても、本人が変わろうとしない限り、何も変わらないのです。
だからこそ、無理に背負おうとしないことも大切です。
自分が消耗しすぎないための3つのヒント
1.「助ける」と「背負う」は違うと知る
助けることは、手を差し伸べること。でも、「その人の問題を背負う」のは別です。たとえば、道に迷っている人に地図を見せるのは助けですが、代わりに全部歩いてあげる必要はないのです。
2.「できない」と言う人には小さな成功体験を促すだけで十分
「できない」と言う人には、まずはほんの小さなことでも「できた」と思える体験を促す。それで動かないなら、それ以上のことは求めても無駄です。何でもかんでもしてあげるのは、本人のためにもなりません。
3.自分に害がない距離を守る
相手の課題に引きずられて、自分のメンタルや時間が削られていくのは本末転倒。「この人にはこれ以上深入りしない」と決めたら、その線を超えないようにしましょう。優しさには「線引き」も必要です。
誰かを支えることは尊いことです。
でも、それが「自分を苦しめること」に変わってしまうなら、少し立ち止まってみてください。
その人の人生の責任を背負えるのは、他でもないその人自身です。
あなたが心をすり減らしてまで苦しむ必要はありません。
どうか、自分の心も大切に。
それでは、また次回お会いしましょう。
心からの応援を込めて。
「あの人は繊細だから丁寧に接しよう」という意識は一見優しさのようで、実は「他の人は雑でもいい」と暗に線引きしている可能性がある。
けれど、どんなに図太く見える人だって、心の中では傷ついているかもしれない。
対応に差をつける時点で、もう配慮じゃない。
誰に対しても礼節を忘れたら終わりだ。
