「メンタルがしんどい」と感じる時、本当の原因は別のところにある

「最近、何をやってもうまくいかない感じがして、メンタルがかなりしんどくて……」

そう言いながら私のところへやってきたのは、フリーランスのライターとして活動する50代のAさんだった。仕事の納期が迫っている、人間関係もうまくいっていない、アイデアが出ない、やる気が出ない
——「こんな状態でどうすればいいんでしょう」と話してくれた。だから私は、こう聞いた。

「Aさん、最近の生活を聞かせてください。部屋の状態は?睡眠は?食事は?」

「……部屋は散らかっていて、毎日夜中の2時3時まで起きていて、食事もコンビニが多くて」

「そこが、すべての原因です」

メンタルが乱れているかどうかを測るバロメーターがある。

部屋がひどく汚い、服装が適当になっている、夜更かしが続いている、暴飲暴食をしている
——思い当たることはないだろうか。仕事がうまくいかない時、人間関係に行き詰まりを感じる時、実は多くの場合、生活習慣が乱れているサインでもある。

問題のある状態は、問題を感じる心がつくっている。

逆に言えば、部屋を綺麗にして、身なりを整えて、早寝早起きをして、規則正しい食生活を心がけるだけで、メンタルは自然と落ち着いてくる。問題が解決したわけでもないのに、不思議と「なんとかなる」と思えるようになってくる。まずは生活を整えること
——これがメンタルアップの裏技だ。

Aさんに最初に伝えたのは、睡眠の話だった。「早起きしないといけないとわかっているんですが、どうしても夜更かしをしてしまって」とAさんは言った。

多くの人が「早起きするぞ!」と意気込んで、遅寝早起きをしようとする。でもこれは逆効果だ。遅寝は結局ギリギリまで寝てしまい、バタバタした状態で1日が始まる。そういう状態では仕事の効率も悪く、クリエイティブなアイデアも出ない。睡眠時間が短いと、脳が新しい情報を習得する効率もかなり落ちてしまう。

だから私がAさんに伝えたのは「早起きのことは一旦忘れて、まず早寝だけにフォーカスしてください」ということだった。

数日は早寝遅起きになってもいい。ゆっくり睡眠をとって体が休まると、頭も体もすっきりして、芯からモチベーションが湧いてくる。しばらく質の良い睡眠が取れていなかった人は、久しぶりに「やる気に満ち溢れる」状態になる。目標は23時前に眠ること。夜11時から午前2時は「睡眠のゴールデンタイム」と言われ、美容にも健康にも良いメラトニンの分泌が最も増える時間帯だ。この時間帯に眠れているかどうかで、翌日のパフォーマンスが大きく変わる。

「早く寝ようとするんですが、なかなか眠れなくて」というAさんに、質の良い睡眠のための3つのポイントをお伝えした。

①まず、寝る前3時間以内は食事をとらないこと。消化には一般的に4時間程度かかる。お腹が満たされた状態で眠ろうとすると、体が消化にエネルギーを使ってしまい、深い眠りにつけない。夕食は就寝の3〜4時間前に済ませておくことが理想だ。

②次に、寝る前1時間以内には水分を多く取らないこと。夜中にトイレで目が覚めると、睡眠の質が大きく下がる。就寝前にはトイレを済ませてから布団に入る習慣もつけてほしい。

③そして、真っ暗にして静かにして寝ること。「明るくないと眠れない」という人がいるけれど、実はこれが睡眠の質を下げている原因の一つだ。ある程度の明るさがあると体は「今は活動時間だ」と勘違いして、深い睡眠に入れない。真っ暗にして静かな状態にすると、眠くなくても徐々に眠りの態勢に入ってくる。普段から倦怠感を感じている人は、この「真っ暗睡眠」を7日間試すだけで、疲れがたまりにくくなることを実感できる。

睡眠の質が上がったら、朝の習慣も整えてほしい。Aさんに伝えた朝の3つのポイントがある。

①まず、体を起こして大きく伸びをすること。赤ちゃんは無意識に伸びをしているけれど、大人になるにつれてこの習慣がなくなってしまう。意識的に大きく伸びをするだけで体が覚醒して、眠気を吹き飛ばす最初のスイッチになる。

②次に、朝日を浴びること。太陽の光を浴びると体内時計が「朝だ」とリセットされる。雨や曇りの日でも、窓を開けて外の空気や明かりを感じるだけで目覚めがすっきりする。これが1日のリズムをつくる土台になる。

③そして、レモン塩水を飲むこと。起きて30分したら、500mlの水にオーガニックレモン半分を絞り、ヒマラヤ岩塩を小さじ半分から1杯ほど加えたものを常温でゆっくり飲む。これが驚くほど体に効く。便秘が改善される、体がエネルギッシュになる

——この習慣一つで、健康の7割はカバーできると言っても過言ではない。

Aさんはこれを聞いて、「本当に効果があるんでしょうか?」と言った。「本当かどうかを調べるまで動かないんじゃなくて、本当かどうかを調べるために実践してください」と伝えた。

1週間後の報告は、「23時就寝を3日続けたら、久しぶりに朝すっきり起きられました。アイデアが浮かびやすくなって、ずっと詰まっていた記事の構成が一気に書けました」というものだった。さらに2週間後、「部屋も片付けて、朝のレモン塩水も始めました。なんか、気持ちが前向きになってきて、仕事に対する見え方が変わってきた気がします」という連絡が届いた。

何も解決していない。仕事の問題も、人間関係の問題も、その時点ではまだある。変わったのは睡眠と朝の習慣だけだった。でもそれだけで、メンタルは大きく変わっていく。

問題が起きている時、私たちはつい「問題そのもの」を直接解決しようとする。でも多くの場合、まず整えるべきなのは自分の体と生活のリズムだ。まず早寝をしてほしい。23時を目指してほしい。それだけで、人生は驚くほど変わり始める。

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