ざっくばらんにお願いするときのひと言
いま、忙しい?
後輩や部下などに、仕事を頼むときに用いるフレーズ。「いま、暇?」という言い方をする人もいるが、仕事中に「暇?」と聞かれて、いい気分になる人はいない。「いま、忙しい?」なら角をたてず、相手の都合を聞くことができる。
私の分もお願いしていい?
たとえば、コーヒーを入れようとしている同僚に、自分の分も入れてほしいとき、「ついでに私の分もお願い」では失礼。たとえ同僚や後輩相手でも、頼みごとをするときは、「これ、やって」ではなく、「やってもらえる?」と謙虚な姿勢を示したい。「悪いんだけど、私の分もお願いしていい?」と言えば、相手も快く応じてくれるだろう。
○○さんしか、できないと思うんです
どうしても引き受けてほしい仕事を頼むとき、使うと効果的なフレーズ。「この仕事は○○さんしか、できないと思うんです」「ぜひとも○○さんに、お願いしたいんです」などと名指しで頼むことで、断りづらいムードを演出できる。とくに、何度も一緒に仕事をしている相手に用いると説得力が高くなる。
○○さんなら、楽勝です
責任が重すぎる、自分には能力がない、といった理由で、依頼を断ろうとする相手を説得するときに使えるフレーズ。「楽勝」という軽い言葉を使うことで、さほど大変な仕事ではないというイメージを与えられる。それでも、相手が尻込みするときは「私もお手伝いしますから」と、フォローの言葉を添えるといい。
気持ちよく依頼を引き受けられますか?
○○の件、かしこまりました
上司など目上の人から仕事を依頼されたときに使えるフレーズ。「かしこまる」は、「謹んで承る」の意。「わかりました」よりも相手を立て、かつ「承諾しました」という二ュアンスが強くなる。「資料を用意する件、かしこまりました」などと用いる。
ご依頼の件、承リました
取引先や顧客から、何かの依頼を引き受けるときの定番フレ-ズ。「承る」は、「引き受ける」「承諾する」の謙譲語。「謹んでお受けいたします」という意味で、単に「了解しました」と言うよりも、へりくだった印象になる。
精いっぱいがんばらせていただきます
自分の能力を超えるかもしれない大きな仕事をまかされたときに用いるフレーズ。「期待に応えたい」という前向きの意欲を表せる。「自信はありませんが」「とりあえず、やってみます」といった言い方は、いかにも自信なさげに聞こえるので通常はNG。「A社の説得の件、精いっぱいがんばらせていただきます」などと用いる。
おやすい御用です
親しい取引先や先輩などから、さほど難しくない仕事を依頼されたときに用いるフレーズ。「これぐらいの仕事なら、いつでも言ってください」という意味で、相手に負担に感じさせないのと同時に、好意も表せる。
私でよければ喜んで
た会合の司会などを依頼され、引き受けるときのフレーズ。「わかりました」「いいですよ」よりも、謙虚な印象を与えられる。「私のような者でよければ、喜んで務めさせていただきます」「私のような者でお役に立つなら、喜んでお引き受けいたします」と言えば、いっそう謙虚さを表せる。
願ってもないお話です
ぜひとも成立させたい商談を持ち込まれたとき、まず述べておきたい言葉。具体的な条件はさておき、自分かその話にいかに乗り気であるかを伝えることで、その後の話をスムーズに進めやすくなる。また、かつては縁談で、すばらしい相手を紹介してもらったとき、よく使われたフレーズ。
大変けっこうなお話をありがとうございます
新規の取引の仲介などを持ち込まれたとき、とりあえず感謝の気持ちを表す言葉。たとえ乗り気でなくとも、まずはお礼の言葉を述べるのが大人の態度。承知する場合は、こ
のあと「ぜひ、お話を進めていただきたいと思います」と述べる。
何なりとお申しつけください
お客や目上の人からの要望を受け付けるときの定番フレーズ。なお、「お申し出ください」という言い方は間違い。「申す」は謙譲語なので、相手の行為に「申し出る」を使うと、相手をへりくだらせることになってしまう。そこで「~つける」を使って、「お申しつけください」とする。
さっそく取りかからせていただきます
締切まで時間がない仕事をするとき、取引先や上司に対して使うフレーズ。「さっそく」と言うことで、時間がない仕事に取り組む意気込みを表す。また、「~させていただきます」と言うと、その仕事を自分に振ってくれた相手への感謝の気持ちを表せる。
私などでよろしいのですか
役職などへの就任を打診されたときに用いる定番フレーズ。受けるつもりでいても、とりあえずは遠慮するそぶりを示すのが大人の引き受け方。ただ、オドオドした言い方だと、相手を不安にさせるので、口では謙遜しても態度は堂々としていたい。
やぶさかではありません
おもにビジネスの場で、相手の要求に「進んで応じましょう」という意味で用いる語。「やぶさか」は、思い切りの悪いさま、物惜しみをするさま。「やぶさかでない」と否定形で用いることで、「~する努力を惜しまない」「喜んで~する」という意味になる。「その件を受けるのに、やぶさかではありません」など。
かまいませんよ
親しい人から頼まれたことを引き受けるときのフレーズ。相手に負担を感じさせないため、あえて気軽な口調で言いたい。ただ、くだけた印象があるので、目上やあまり親しくない人には使えない。そういう場合は、「承りました」「承知しました」「かしこまりました」などの謙譲語で応じること。
できるだけやってみましょう
いつもより複雑な仕事、急を要する仕事など、無理な注文をされたとき、「完璧にでき
るか確約できない」という意味で用いるフレーズ。「ふつうなら、一か月は欲しいところですが、できるだけやってみましょう」などと用いる。さほど困難でない仕事で用いると高飛車な印象を与えたり、誠意を疑われかねないので注意。
難しいと思いますが、何とかやってみます
上司から指示された仕事で、困難が予想されるとき、予防線を張る意味で使うフレーズ。最初に「難しい」と伝えておくことで、上司も無理だった場合の手だてをあらかじめ考えておける。また「難しい」と言ったあと、「できればあと一週間あれば、ありかたいのですが」などと条件を提示するのも手。
この件に関しては、今回限りということで
引き受けたくない仕事だが、特別な事情があって引き受けざるを得ない場合に用いるフレーズ。「今回はお引き受けいたしますが、あくまで今回限りということでお願いしますよ」などと、「次回はない」ことをはっきり伝えておくためのフレーズ。
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