「あの時こうしとけば、あの時に戻ったら」と考えてしまうあなたへ
もし、後悔をすることで現実や未来が変わるのであれば
思いっきり後悔してもいいでしょう。
でも、残念ながら変わることはありません。
変わるとしたら、自分自身が惨めになるだけ。
そんなの嫌ですよね。
「あのとき、もっとこうしていれば今は違ったのに」
「あの人があんなことを言わなければ、しなければ、現実はもっと良かったのに」「あんなことさえなければ、私は違った人生を歩んでいたのに」など
自分を責める人、他人を責める人、状況や環境を責める人……。
そうです、後悔するときは、何かしら責めていますよね。
自分を責める人は
「こうしておけば良かった」と後悔し
そして「できなかった自分はダメ、サイテー、許せない」などと思います。
他人や状況を責める人は
「あんなことは許せない、ヒドイ」と思っているはずです。
では、後悔している過去のことがなければ
現在は100%満足な状況になっていたでしょうか。
それは誰にもわかりません。
もしかしたら良かったのかもしれませんが、答えを見つけることは不可能です。
その不可能なことに対して、嫌な気分を持ち続けることは現実的でしょうか。
後悔の念が、ときどき呼び起こされて嫌な気分になってしまうのであれば
もうその気分は手放しましょう。
過去のことは受け入れるしかないのです。
「他人と過去は変えられない」のです。
どんな過去があったとしても、変えられないことは確かです。
過去は変えられません。
不可能なことを後悔しても仕方がありません。
これから作り上げていくことができる
未来を考えて今を生きていくことのほうが、とても有意義だと思います。
後ろを向いて生きるのか
前を向いて生きるのか、どちらがいいでしょう。
選択するのは、自分自身。迷うことはありません。
後悔の念に振り回されたら、こんなふうに考えてみてはいかがでしょう。
- できなかったのはとっても残念だったけど、もう終わったこと。でもそれで今の自分を否定したら自分がかわいそうよね。もっといい人生を歩むようにしよう
- いろいろ後悔しても仕方がないか。経験が自分を大きくさせるのよね。これを乗り越えれば必ず素敵な自分が待っているわ
- こんな嫌な気分になるのは、もうやめた。私の幸せは今ここにあるじゃない
いろいろな経験が人を成長させていきます。
良いことばかり、成功したことばかりが人生ではないはず。
つまらない経験をしたり、傷ついたり、失敗したり
そんなこともあるから、心に弾力がつき、強く生きていくことができるのです。
とりあえず、今の自分を受け入れてみましょう。
強くたくましく生きていける自分がいるって、素晴らしいですよね。
過去と現在と未来のうち、生きているのは現在。